ショットブラスト処理とは?|基礎知識を解説


兵庫県で橋梁塗装工事や下地処理ブラスト工事を行っております、株式会社フジイ建装の藤井です。
ショットブラスト処理は、金属などに使用される加工方法のひとつです。

今回は、ショットブラスト処理について詳しく知りたいという方のため「ショットブラスト処理が一体どのような目的で行われるものなのか」基礎知識を解説していきたいと思います。

ショットブラスト処理とは?


ショットブラストはブラストもよばれ、金属などの加工物の表面に投射物(細かい砂や鋼製・鋳鉄製の小球)を吹き付けたり打ち当てたりすることで、表面を荒く削る加工方法のことです。
モーターで羽根車を回転させ、その遠心力を使って投射材を投射していきます。
鋼製・鋳鉄製の小球は「ショット」ともよばれ、「ブラスト」には噴射させたり吹き付けるという意味合いがあります。

ショットブラスト処理には、金属などの表面のサビや汚れを落とす、表面を均一化する、塗装やコーティングなどの密着性を高めるなどの目的があります。
また、ブラストにはさまざまな加工法があり、砂を噴射させるサンドブラスト、空気圧力を利用したエアーブラストなどが存在します。

ショットブラスト処理のメリット


ショットブラストは、サンドブラストなどのほかの手法と比べ少ないパワーで大量の投射物を一度に噴出することができるため、短時間で効率的に加工処理を行えるというメリットがあります。

加工物の種類


・金属
・セラミック
・ガラス
・プラスチック
・ゴム

ショットブラストを行う加工物は、上記の素材が対象で「ワーク」ともよばれます。
素材によって、使用される投射物の種類は異なります。

投射材の種類


・ステンレス
・スチール
・アルミニウム
・ガラスビーズ
・プラスチック
・ナイロン
・細かい砂
・鋼製・鋳鉄製の小球

投射材には、上記のような種類が存在します。
また、投射材はショットや研磨材などともよばれます。

自動ショットブラストマシンの種類


自動ショットブラストマシンは、さまざまな種類に分かれます。
では、どのような種類が存在するのかをチェックしていきましょう。

●ローラーコンベア式

ローラーコンベア式では、ローラーコンベアの上に加工を行うワークをのせて、低速で移動させながらショットブラストを行います。
上下同時にショットを行うことが可能で、長尺物や鋼板などの加工に適しています。

●ハンガー式

ハンバー式では、回転フックに加工を行うワークを吊り下げ、自動で回転させながらショットブラストを行います。
短時間でムラのない仕上げ加工ができることが特徴で、リング状の部品や小型クランクシャフトなどの加工に適しています。

●テーブル式

テーブル式では、自動で回転するテーブルの上にワークを並べてショットブラストを行います。
大物品や重量品の加工に適している方式です。

●ドラム式

ドラム式では、回転するドラムの中に加工を行うワークを入れ、撹拌(かくはん)しながら加工を行います。
小物や薄物部品の加工に適しています。

●エプロン式

エプロン式では、キャタピラ式のエプロンに加工を行うワークを投入し、撹拌しながら加工を行う方式です。
小物や中物などを大量にショットブラスト加工したい場合に最適です。

手動でショットブラスト処理を行うケースも



加工物が大型の場合、機械による自動での加工が難しいため、そのような場合は手動で加工作業を行います。

『株式会社フジイ建装』では、下地処理ブラスト工事も承っております



株式会社フジイ建装では、橋梁塗装工事や下地処理ブラスト工事も承っております。
幅広い知識と経験を持つ職人が、高クオリティな施工をお約束いたしますのでご安心ください。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
ショットブラスト処理は、橋梁や造船、電力プラントやガスタンクなどさまざまな場面で活用されており、需要があります。

今回の記事で、あなたの疑問が解決いたしましたら幸いです。


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