【こんな塗料を求めていた!】安くて高機能?そんな塗料があるんです
塗料にはいろーーーんな種類があります。それはもうホントに。
ですから、「初めて塗り替えをします!」という方にとっては、価格と耐久性が様々で少し選ぶのが難しく感じるかもしれませんね。
ですが、できれば『安く』て『高機能』な塗料を選びたいのがお客様の本音です。分かります。
いくら「約10年に一度の塗り替え工事だから」といっても、「できれば安く」「できれば塗り替え頻度の少ない高機能なものを」というのが理想だと思います。
今回はそんな塗装工事が初めてという方でも選びやすい、とある塗料についてご紹介していきたいと思います。
結論から言います。この塗料、『安く』て『高機能』な塗料の部類です。お見逃しなく!
■『ラジカル塗料』って、聞いたことはありますか?
ラジカル塗料の特徴や機能性をお伝えする前に、まずは名前になっている「ラジカル」という意味にも触れておきましょうか。
『ラジカル』とは、酸素・紫外線・水などが顔料に接触することで発生する劣化因子のことです。
この塗料は、その劣化因子の発生を極力抑える効果があります。
外壁や屋根に施した塗膜は、上述した劣化因子が原因で劣化していきますから、それを抑制する、つまり長期間塗膜の劣化を防いでくれる塗料なのです!
【従来の塗料と何が違うの?】
従来の塗料は、アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素など、塗料の主成分となる樹脂の違いによって分類されています。
この主成分の違いが、値段や機能性などの違いに直接関わっているんですよね。
しかし『ラジカル』は主成分ではありません。従来のアクリル樹脂系塗料や、シリコン樹脂系塗料などに、特殊な成分を配合して生まれたのがこのラジカル塗料です。
2015年に日本ペイントで発売された比較的新しい塗料です。
【劣化因子を抑制する仕組み】
ラジカル塗料には、高耐候酸化チタンと光安定剤というふたつの成分が配合されています。
高耐候酸化チタンには、ラジカルを発生させる酸化チタンを制御する力が。光安定剤には、ラジカルの発散を抑える効果があります。
このふたつの成分が同時に働いてくれるので、劣化しにくく耐候性の高い塗膜を維持してくれるのです。
チョーキングにも強いんです!
■そんな『ラジカル塗料』の特徴とは?
【メリット】
・価格が安く、高性能でコストパフォーマンスが非常によい
→高性能であれば価格は高くなると思われがちですが、ラジカル塗料に関しては一般の塗料と中身が変わらないので、価格が大きく変わることもありません。
・チョーキングが起きにくい
→劣化に強いのでひび割れや水漏れの発生も抑えられます。
・低汚染性に優れている
→汚れが付着しにくく、ツヤと色持ちが長持ちします。
・施工性が高い
→塗料の伸びが軽く、飛散しにくい特徴があり、手間なく簡単施工が叶います。
【デメリット】
・まだまだ実績が少ない
→販売してからまだ年数が浅いので、扱う業者が少ないという点がデメリット。まだまだ単純に知名度が低いんですよね。性能はいい塗料なので、今後扱う業者が増える見込みは十分にあります。
性能はピカイチ!あとはどんどん普及すれば一般的になる日も近いかも?
■塗装工事が初めてという方でも、お気軽にご相談ください!<
少しでも塗料を知り、特徴が分かれば、実際にご自身が塗装工事を依頼する時の参考になります。
この記事を読んでくださった方は、「そういえばあの時、ラジカル塗料のことを勉強したな」と、ふとした時に思い出すかもしれませんしね。
この記事が塗装をお考えの方にとって、少しでもお役立て出来れば幸いです!